当院に来られている方で、装具をつけている方は多くいらっしゃいます。
装具に良くないイメージを持っている方もいらっしゃいます。
重い。
見た目が悪い。
左右同じ靴が履けない。
着脱が煩わしい。
など様々な声が聞かれます。
装具が取れるということは、ご家族や、周りの人からみてもわかりやすく、「良くなったね」と言われます。
見た目の変化が大きいからこそ、「装具を取りたい!」という気持ちになり、なんとなく装具にあまりいいイメージを持てなくなる。こんな流れが多い気がします。
何より装具は毎日のことで着脱も煩わしいですしね。
当院としては、装具はいずれ取るものと考えています。
しかし、装具の取るタイミングは、ただ取ればいいわけではありません。
将来の麻痺の改善過程までも考えなくてはならないので、安易に取ることはできません。
体の状態によっては、また装具をつけてもらうということもあります。
これは、決して後退したのではなく、麻痺の改善のために必要になるからです。
なので、装具を悪者にしてほしくはないんです。
むしろ、装具の良い面を活かして、麻痺の改善に使うことができるんです。
これは、当院の麻痺の改善過程という、流れがわかるからこそできることです。
この記事を読んで、装具に対する考えを少しでも見直せるきっかけになればと思います。
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