ご存じの方も多いかもしれませんが、「6か月の壁」という言葉があります。
これは麻痺の回復が6ヶ月を過ぎる頃から、横ばい状態(プラトー状態)になることを示す言葉です。
回復期にあたる期間は片麻痺の機能回復が見込める時期で、リハビリの効果や成果が実感しやすいとされています。
しかし、6ヶ月経過後からは一生懸命リハビリに取り組んだにもかかわらず、体に大きな変化が現れにくくなってきます。
ここで医師から、
「もうこれ以上の回復は難しいのかもしれないので、いまある機能を低下させないように維持していって下さい。」
と言われる方がほとんどです。
しかし、ここで勘違いしないでほしいことは、6ヶ月の壁を過ぎたからと言って、麻痺が改善しない、とはどこにも書いていないということです。
「回復は難しいかもしれないので」ということが、いつしか「治らない」という言葉に変換されてしまったのではないでしょうか。
回復が難しのは確かかもしれません。けれど、治らないとは言っていません。
この違いはとても大きいと思います。
このブログを読んでいる方には、ぜひ諦めないでいただきたいと思います。
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