ひろさわさんの整体は何かちがうのですか?とお問い合わせがありました。
お問い合わせありがとうございます。
当院では整体は観念、というか考え方の一つだと捉えています。
整体は特別なことではなく、人の活動全ての元だと考えています。
そもそも人は歪んだ形で生まれてきていません。
内臓の機能も、神経も、血管も、骨も、筋肉も歪んでいない適切な状態で本来の機能が発揮されるものです。
至極当然のことを言っているのですが、意外とこれは軽視されていることだと思います。
この「適切な状態」という前提条件があって初めて他の訓練や機能が効果を十分に発揮するようになります。
しかし成長過程、生活の中で癖や偏り等で歪みが出てきます。
だから大人は歪みがあります。
その体の上から麻痺になっています。
このうごかしづらい体のまま運動を行うことで誤った学習がされてしまいます。
片麻痺の方はその上に感覚麻痺や高次脳機能障害といったものが乗っかっているので、この条件で機能を取り戻すと言うのは正直にいうと不可能に近いです。
私たちも保険領域でその条件下で必死になって片麻痺後遺症と戦いましたが、療法士として勤務している時にはずいぶん悔しい思いをしました。
必要なのは根性や気合による、ガムシャラなリハビリではありません。
整体で機能できる体を取り戻すこと、感覚麻痺に対するアプローチ、高次脳機能障害に対するアプローチ、運動機能障害に対するアプローチ全てが組み合わさることによって片麻痺の機能回復と言うのはできると考えています。
当院では片麻痺という後遺症が正常な状態になるには何が必要なのか。という視点で世界中から情報を集めて試行錯誤を繰り返してきました。
より良い施術や指導ができるように脳科学、進化、解剖学、運動学、生理学、物理学、柔道整復術、あん摩マッサージ、カイロプラクティック、オステオパシー、気功、栄養、薬学、理学・作業・言語聴覚療法、その他テクノロジー等をはじめ、その他多数の研究論文を参考にしています。
これに約7年の検証会での結果と私たちの10年以上の整体師や療法士としてのトライアンドエラーの経験を踏まえて今の形を作り上げています。
違いの例を簡単に挙げるとすると、麻痺という体の特徴を理解しているため外から見ると同じマッサージでも意識やポイントが異なり、効果は全く違うものになります。
麻痺の回復を妨げる原因の、歪み、拘縮、感覚麻痺、高次脳機能障害それぞれに合わせたアプローチを提供しています。
ぜひ一度体験に来てみてください。
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