従来車椅子は移動が不自由な方にとっての「足」としての役割が大きいかと思います。
当然その役割もあるのですが、機能回復をしていくこと必要なくなるものですので、当院では足としての機能は一時的なものだと考えています。
車椅子のメリットは生活の中で心身へのマイナス効果を減らしてくれること、プラスに転じる使い方があることです。
マイナスを減らす例としては代償動作を減らしてくれるので、代償による異常緊張の亢進や異常動作の反復学習を抑えてくれることが挙げられます。。
プラス面では土台となる身体機能の機能訓練にも使用することができます。
まだまだ多くの使い方がありますが、マイナスを減らすにしてもプラスに転じるにも、そのまま車椅子を使用すると骨盤帯への悪影響があります。
当院では麻痺の方の身体構造に合わせて車椅子の調整も合わせて行わせていただいています。
私たちの考えでは車椅子というものは足としての役割だけではなく、リハビリをするのにとても便利なリハビリ道具なんです。
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