リハビリをされたことのある方ならば可動域という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
一般的にリハビリで使われる可動域とは関節可動域のことを指します。
関節可動域は以下のように定義されています。
「各関節が運動を行う際の生理的な運動範囲。
身体の各関節が、傷害などが起きないで生理的に運動することができる範囲(角度)」のことを示します。
整形外科疾患であればある程度この認識でも通用すると思います。
しかし同じ認識で麻痺などの中枢神経系の後遺症を見てしまうと、他の人に動かしてもらうと関節可動域は出るけども機能はしないということが起こり得ます。
特に脳卒中や脊髄損傷のかたは発症、受傷直後は弛緩状態にあることから、初期は他動での可動域は出やすい特徴があります。
弛緩性麻痺とよばれる方たちには特徴的ですよね。
他動では動く。しかし自分で動くことはできない。
この見せかけとも言える可動域にどんな意味があるでしょうか。
このような状態を作ってしまうというのは関節可動域というものの捉え方が根本的に足りていないことが原因の一つだと感じています。
当院では上記の意味での関節可動域では麻痺をはじめとした後遺症の機能回復には不十分だと考えています。
当院は従来の関節可動域の考え方の足りない面を補い、機能回復をさせていくための可動域として実用的可動域というものを考案しました。
これは特別なものではなく、よく考えてみれば当たり前のことです。
しかしその当たり前のことが実際には行われていないのが実情だと思います。
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今まで見逃されてきたことの中に前進するために重要なことが多々眠っています。
誰もやらないだけで必要なことはとてもシンプルなんです。
しかし、実際にこの方法を取り入れるには患者さんやご家族の理解が必要になります。
目の前の短期的な効果を目指すことでは、すぐに限界点が来ると考えています。
中長期的な視点を持って、今をコツコツと取り組める方、着実に前進していきたいと考えられる方には当院は合っていると思います。
可動域一つをとっても、当たり前の実用的可動域を当たり前に行なっていますので、ぜひお試しください。
1ヶ月に数枠ですが、体験施術をご用意しています。
目の前の短期的な効果の誘惑に勝てた方には、それ相応の得られる未来があります。
厳しいこともお伝えしますが、患者さん一人一人の目標を達成するためだとご理解いただけると幸いです。
私たちも覚悟を持って向き合っていますので、部分的にでも共感していただける方は是非一度話を聞きに来てください。
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