脳って大切な器官ですよね。
これは言うまでもないかなと思います。
このブログを見てくださっている方はご自身や大切な人が麻痺後遺症で悩んでる人だと思います。
麻痺後遺症のきっかけとなる部位は、脊髄や末梢神経の損傷の可能性もありますが、脳の損傷がきっかけということも多いですよね。
運動麻痺や感覚麻痺、高次脳機能障害などさまざまな後遺症が引き起こされますので、後遺症を負ってから脳の重要性に気がつく方も多いかと思います。
脳には様々な機能がありますが。
そのなかの一つ、学習ということについて脳の特性を書いてみます。
脳は、
悪いことも良いことも学習する。
常に学習する。
という特性があります。
無意識に行っていることでさえ、脳はそれをきちんと学習していきます。
口癖によって、自己暗示をかけてしまうと言うのも脳の無意識の学習の一例で挙げられます。
目指す目標があるのであれば、近づくために必要なことを学習していく必要があります。
それには意識的に学習が必要なってきます。
日常を何気なく生きていて、ぼやぼや生きているんじゃねーよ。とチコちゃんに怒られるような状況では自分の目標に近づくための、新しい神経回路は作られにくいとされています。
少し難しい言葉になりますが、意識的学習では「能動性」が大切になってくるのだと考えられています。
脳は良いことも悪いことも学習してしまう。
ぼやぼや生活しているだけでも、何気ないことでも、省くことも学習してしまう。
そんな特性のある臓器なんです。
その特性をどう活かすのか。そこが脳卒中のリハビリにおいて一つ重要な要素になってきます。
当院では脳の学習も考慮し、具体的にリハビリプログラムに反映させています。
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