皆さんは『エビデンス』という言葉をご存知でしょうか?
エビデンスは、医療行為において治療法を選択する際に、
「確率的な情報」として、 少しでも多くの患者にとって安全で効果のある治療方法を選ぶ際に
指針として利用されます。
医療の分野において、「エビデンスがある」と言えば、
一般的には『科学的根拠』という意味になります。
医療の世界では『エビデンス』というものが重要視されます。
例えば、今までは治らないと言われていたC型肝炎は、
内服薬による抗ウイルス剤(DAA)療法を
最短で3カ月間内服するだけで 95%以上の方が治癒できるようになったことが、
科学的に証明されています。
C型肝炎には抗ウイルス剤(DAA)療法で95%以上は治癒するということは、
エビデンスがあると言えます。
しかし、麻痺の治癒に関してはどうでしょうか。
脳卒中ガイドラインという、日本におけるリハビリのエビデンスが掲載されているものがあります。
ガイドラインを読むと、
歩行速度が上がる、歩幅が大きくなる、ふらつきが減る、
などと書いています。
麻痺の治癒ではなく、歩行速度や、歩幅などという言葉が使われています。
現在麻痺の治癒に対するエビデンスはどこにもないことが現状です。
当院は麻痺に効果のある施術を探し、常に検証しながら、計画を立てて施術を行っています。
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