人は本来感覚を伴って運動を行えるようになります。
もしも感覚がなく、動きだけ出るようになるとどうなるのか??
意識していないと物を落とす。
見ていないと物を操作できない。
意図した通りに動かない。痺れや痛みが出る。こわばる。
このような症状は、感覚が鈍いことによる不具合ではないでしょうか。
感覚が伴わない動作を獲得して結果たどり着けるのはここまでだと思います。
動きが出ないよりも、動きが出た方が便利だと思います。
しかし、感覚を無視して動きを追求した結果、たどり着けるのはここまでだと考えます。
本来の動作は感覚ありきで、構成されていますので
感覚が鈍いまま、発症前と同じような機能に戻ることはないでしょう。
動きを最優先するリハビリをすることで、精神面への弊害もあります。
不具合あるけれど、どうにか動くから良いと感じてしまう。
しかし感覚を伴わない動きによる不具合は残り続ける。
どこをゴールにするのかは当事者と支援者、セラピストがよく話し合って決めていくことが大切だと強く感じています。
当院では感覚を大切にして、動作を行えることを推奨しています。
そのため従来の方法に加え、独自の視点をもって施術に取り組んでいます。
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