温度覚についてです。
温度覚は痛覚と同じ伝道路を走行します。
温度覚・痛覚の伝導路では、第1次感覚神経線維が後根から脊髄に入るとすぐに第2次感覚神経細胞体にシナプスを形成します。第2次感覚神経線維が脊髄神経レベルで左右の正中線を交叉し、脊髄の反対側半分を上行します。この上行路を脊髄視床路とよびます。
温度覚の検査は以下のように行われています。
・温水(40~45°)と冷水(10°ぐらい)をいれた試験管を皮膚に触れる
接触面積は常に一定にし接触時間は3秒ぐらいにする。
左右対称に刺激し,「温かい」か「冷たい」を答えさせる。
・あまり温度を高くしたり、氷水にすると痛みとして感じるので注意。
・試験管の表面は濡れていないこと。
・試験管は大きいものにする。小さいとすぐに温度が変化してしまう。
・老人や末梢循環不全の患者では神経障害がなくても鈍麻していることがあるので 注意する。
・温度覚鈍麻
・温度覚脱失
・温度覚過敏
・感覚検査では、必ず左右に腱側と比較する。
健常部位と思われる部位に刺激を加えこれを「10」という数字で表し基準とする。
次いで障害部位に同程度の刺激を加えて、その差(3/10等□/10で患者に表現してもらう)について答えさせる。
この10段階のgrade付けのなかで、感覚の異常についてを判定する。
これが一般的に行われている検査方法になります。
これで感覚麻痺の程度を分けることができます。
しかし、感覚麻痺をどうすれば良いの?という不安に対して提案させて頂きたいことがあります。
当院では従来の視点、方法にとらわれず、
整体という医療とは全くことなる分野で独自の視点をもって施術を行っています。
片麻痺の機能回復には従来の方法で見逃してきているところに大切なことが隠されています。
私たちは麻痺で手放すことになってしまった機能は、必ず再構築出来ると考えています。
動きのことや感覚麻痺、痺れ、痛み、視床痛、高次脳障害等でお悩みの方で興味を持ってくれる方、是非会って話をしたいです。
当院は本気で機能回復に取り組む方の力になれると思います。
是非一度ご連絡下さい。
0コメント